工事監督支援業務の仕事とは？
工事が円滑に進められるように、発注者を支援する仕事です。
工事監督支援業務とは
工事発注者（国土交通省）が品質の高い工事目的物を完成させるために行う履行確認や、施工業者との的確な協議・計画に沿った円滑な工事施工ができるよう、発注者と施工業者の間に（必要があれば自治体など関係先機関等も含む）入って調整・支援を行う業務です。
具体的には、工事に使う材料の個数や規格の確認、完成した構造物の出来形や品質検査等、工事の着工から引き渡しまで、全工程に関わる工事監督を支援します。
工事監督支援業務の仕事内容
工事監督支援業務は大まかに以下のような流れで進みます。
- 仕様書等の設計図書を基に施工業者の施工方法・工程等、施工計画を確認
- 使用する材料及び施工時の出来形を確認
- 工事の設計変更契約に必要な書類を作成
施工業者から提出される資料と現場状況の照合（現場と図面等の資料を見比べ、提出された通りになっているかの確認作業）、設計変更協議用資料の作成支援、付随業務の支援等、大切な仕事です。
工事は基本的に施工計画・設計図書に基づき進捗しますが、不測の事態が発生した際には、発注者に代わって速やかに現場の状況を確認し、工事が滞りなく進むように調整することも重要な仕事です。
なお、工事監督支援を行うにあたり、設計図面・仕様書を始め、工事の種類・工事の規模・施工場所・施工環境・関係機関・他工事との調整・工事期間等、様々な事情を考慮した上で行うことが重要になります。
