建設工事に要する工事費を算出する仕事です。
設計図面・仕様書から、必要となる各建設材料等の"数量"と"単価"を乗じて合計値を算出し、最終的に建設工事において必要な価格を求めるのが積算の仕事です。
なお、積算を行うにあたり、設計図面・仕様書はもちろん、工事の種類・工事の規模・施工場所・施工環境・他工事との調整・工事期間等、様々な事情を考慮した上で行うことになります。
積算におけるミスは、建設工事中の予算オーバーなどにつながる可能性があり、建設工事の中で重要な役割を担っていると言えます。
積算を正確かつ迅速に行うには多大な労力・集中力が必要となります。より効率的に積算業務を行うために、積算用のソフトを利用して業務を行うことも多いです。
官公庁施設・ダム・トンネル・高速道路等の建設、全ての建設工事において積算の仕事は発生します。
建設工事を行うにも工事費用が分からなければ、建設工事を実行できるか否かも判断することができません。
なので、事前に建設コストを予測するために積算が行われるのです。
また、積算は建設工事を構成する各部分のコストを積み上げて価格を算出するため、建設工事における透明性・客観性・妥当性を担保することに繋がります。
建設材料等の数量・単価といった、建設工事費用の根拠を知ることができるのです。